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欲望の翼
欲望の翼 (JUGEMレビュー »)

熱帯のジャングルを俯瞰するあの緑色の風景は、飛び続ける『脚のない鳥』の視線のようだ。じわりと汗をかいた男女が、サッカー競技場の売店で『1分間の友人』になる、それは『永遠に続く1分』の始まりだった・・・。

私がレスリー・チャンに激しく恋をするきっかけになった1本。ここから香港映画にのめりこみ、今もレスリーと香港に恋をし続けている。あなたにも、『あの1分』の魔法を、是非。
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お喋りの効用 高血圧編
私と彼の会話に頻出する単語は『ばか』。
日本語と英語とマレー語で、ばーかばーかと罵り合う。


あとはうんこしっこちんこまんこ満載で、私は恋人としての自分のキャラ立てがこれでいいのだろうかと事後にうっすら悩むほど、ほぼ小学生並みのシンプルな語彙とシンプルな様式で罵り合うのだが、これが案外彼にとっては息抜きになっているようである。
今日、彼は
「ハイ、おばかさん。ばーかばーか(日本語)・・・そこに居る?」
と話しかけてきた。
その時私は『横たわってる女の子を羽でくすぐりまくる』というフラッシュ作品で熱心に遊んでいるところだったので、その様子はまさに“ばか”そのもの。吹き出しながら、「居るよ、ばーか!」とマレー語で返す。


ご機嫌いかが?と訊ね合い、別になーんにも、と言う私に彼は、「僕はいつも通り・・・stupid boss と闘ってるよ」と言ったので、「stupid boss って、わーははは!」と大笑い。もう会話の初っ端からばかだらけ。彼は「yes...real stupid」と本当にうんざりしている様子。


「大変ねー、周りに居るのは stupid boss にばかなガールフレンドで・・・泣きたい?(笑)」
「ああ、泣きたいよ・・・血圧が上がる」
「ありゃ、高血圧ですか、何があったの?」
「stupid boss とばかなガールフレンドのおかげでね! I will die cock stand! 」


わはははは。これは冗談を言い合いたいという彼のシグナルだ。なので、殊更ばかっぽく会話を続ける。


「えー。“cock stand”ってなぁにぃぃ(・∀・)??」
「ちんちん(日本語)が立つってこと!ばーか。勃起して死ぬよって話!わかった?」
「んーと・・・その stupid boss があなたを勃起させちゃうのぅぅ(・∀・)??」
「ノー・・・血圧が上がっちゃって、余計なところまで血液がまわって、勃起したまま死にそうだってこと!わかった?ばーかばーかばーか」
「ぷ。わかってるってば・・・ただちょっと、もしかしてあなたはゲイなのかしらって思っただけ。ぷぷぷ」
「僕はゲイじゃないよ・・・でもボスの方はどうだか知らないけどね?」
「ぎゃあああああ!!(笑)ヤられるっ、逃げてっ、今すぐ逃げてー!(笑)」


そういえばボスはガールフレンドと別れたばっかなんだよ、と彼が言った。前回、別のガールフレンドとの交際が終了した時は、それで機嫌が悪くなって、オフィスの雰囲気やプロジェクトの進行を荒れさせたわけだが、もしかして今回もきたか。


「うそっ、また別れたの????」
「そうなんだよ・・・。この世で彼のナンセンスさ加減に耐えられる女性が見付かるとは僕は思えないね」
「かもしれません・・・」
「無理だよ、retard の女の子でもない限りは。きみみたいな。はっはっは」


retard???


その単語に覚えがなかった私は、辞書を検索。
ありました。
『遅れている』ことを表すようです。この場合、主に知恵が。ギギギギ。


「なにその単語?? retard の子・・・私みたいな・・・(辞書検索 意味発見)・・・って、おい!私みたいなってコラ、ぶっ殺す!!」


彼は笑って、「今夜の予定は?」と話題をするりと替えてしまった。
「そんなことわかりませんっ、私は retard ですからっ!!(怒)」
「わかったわかった。じゃ明日になったら教えてくれよ、昨晩は何してたかってね」
2人してげらげら笑う。


「で、あなたは retard の子が好きなの?(笑)」
「好きだよ。彼女は僕のいうことをよくきくからね。それから僕をマレー語で“ばか”なんて呼んだりしないし」
「わははは。でも日本語で“ばか”って呼ぶかもよ」
「ノーノー・・・彼女はなんでも“イエス”って返事するいい子なんだ」
「へぇ。こんな感じ? 『俺の顔を殴れ!』−『イエス、ダーリン』 『俺のちんこを潰せ!』−『イエス、ダーリン』 『俺の頭をしばけ!』−『イエス、ダーリン』 ・・・わぁ、retard の子になるの面白そう!わーっはっはっは」


ばかすぎる、と彼は大笑いして、『うんこ食え!』−『イエス、ダーリン』だぞ、と言うので、それは許してください、肛門舐めくらいまでならします、とか、ノーマルなセックスってなんだろうね?などとくだらないことを言い合って更に笑った。


ひとしきり笑ったあと、お別れの挨拶。
「さあ、行かなきゃ・・・ stupid boss がまた僕とやり合おうって呼んでるよ、闘ってくる。また明日話そうね」
「よーし、彼なんか殺しちゃえ!あなたが勝つわよ、なんたって superman なんだから」
「sperman かもね」
「わははは、ばーか(笑)じゃ、いってらっしゃい、sperman 。また明日ね」
「バイ」


私は、彼がストレスを抱えているらしい時に、私とくだらないお喋りをして笑うひとときを選んでくれることが嬉しい。少なくとも私は彼の血圧を更に上げるような存在ではないということだ。


考えてみたら私も、凹んでいるときなどに、「どうしたの?何があったか僕に言ってごらん」と彼に言われるだけで、すうっと心が軽くなるのだ、別に問題が片付いたわけでなくとも。そこにそのまま居てくれることが、それだけで励みになる。なんでもない会話をしているうちに、何かが私の中にチャージされていくのだ。多分、相手の心の役に立つというのは、狙ったような言葉や行為の外にあって、ハートからハートへと流れていくものなのだろう。


要するに、『ばか』とか『うんこ』とか『ちんこ』は、血圧を下げます。
なんか間違った結論のような気もするけれど、そんなに遠くもないと思います。


と、世界中の恋人達に嘘を教えたい。くすくす。
| Love | 23:50 | comments(0) | trackbacks(0) |
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