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欲望の翼
欲望の翼 (JUGEMレビュー »)

熱帯のジャングルを俯瞰するあの緑色の風景は、飛び続ける『脚のない鳥』の視線のようだ。じわりと汗をかいた男女が、サッカー競技場の売店で『1分間の友人』になる、それは『永遠に続く1分』の始まりだった・・・。

私がレスリー・チャンに激しく恋をするきっかけになった1本。ここから香港映画にのめりこみ、今もレスリーと香港に恋をし続けている。あなたにも、『あの1分』の魔法を、是非。
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来ては過ぎていく祭りがまた来るときまで
クリスマスだの正月だのが過ぎると、ふと奇妙に物寂しく空気も薄ら寒くなる時間。祭りの後の、くったりぱさぱさした気持ち。


一年に数回、こういう気の抜けた時間がある。そしてそれは毎年飽きもせず繰り返される。初めてのはっきりとした『祭りの後の物寂しさ』の記憶は、小学生の頃だったろうか。夏祭りの、太鼓が仕舞われて、ばたばたと夜店がたたまれ、人の流れがどんどん引いていく、あの時間。ああ、終わってしまうのだ、と、堪らなく侘しい気持ちに包まれたものだった。
「もうすぐお祭りだね」と楽しみに待つ時間、やがてやって来る祭りのひととき、夏なら浴衣を着て、クリスマスならツリーを飾り付けて、あれをしなきゃこれもしなきゃとばたばた騒いで、終わったらもう何も残らない、そしてゆうるりと日常が始まり、いつの間にかそこに埋没している。


子供の頃はあの、去り行く熱狂を見送る時間が、ひどく辛かったものだけれど、最近は少し違う目線が自分の中にあらわれた。いってらっしゃい、またかえっておいで、というような。


私は手相をみてもらうと必ず言われるのが、長生きするね、というものだ。「ああ、こりゃあなた、80歳くらいまでは楽勝だねえ」などと告げられて、まだそんなに先があるのか、となんだかうんざりした気持ちになった。目の前に、今まで生きてきた時間より更に長い道が待っているのかと思うと、もう想像もつかなくて気が遠くなる。


で、少し考えた。もしその長い長い時間が、なんの起伏もないものだったら、昨日と同じ毎日が延々と繰り返されるようなものだったら、ちょっと耐え難いだろうな、と。


であるならば、やはり私には時折の『祭り』が必要なのだ。クリスマス、正月、バレンタインデイ、なんでもいい、時の流れにめりはりをつけるような行事が。ライヴコンサートの繰り返しでも構わない、友人と集まって夜通しのパーティーの予定でも。


日本はよく出来たところだと思った。春夏秋冬があって、やれ桜だ梅雨だ猛暑だ台風だ雪だと、よくめりはりのついた気候で、黙っていても正月はやって来るし夏には花火が上がる。そうやって日常を取っ払ったり埋没したりを繰り返すことで、人生をうまく転がしていけるわけだ。


子供の頃はかなしい気持ちで夏祭りを見送ったが、今ではそれがまたやって来るものだと知っている。来年の今日まで、また別のお祭りと仲良くやって暮らしていくよ、だからいってらっしゃい、またかえっておいで。そんな風に最近は思うのだ。


去っていくものの全てが、二度とかえらぬものだというわけではない。
三十歳をだいぶ過ぎて、ようやく私は泣かなくなった。
| Diary | 01:06 | comments(3) | trackbacks(1) |
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コメント
dearしゃんの文章はいつも心にスーッと入ってジーンとするよ。

ところで…
三十歳をだいぶ過ぎてって…
それであの可愛い顔っ?
ズルイっっっっっっ
| じゅじゅ | 2005/01/15 2:16 AM |
>で、少し考えた。もしその長い長い時間が、なんの起伏もないものだったら、昨日と同じ毎日が延々と繰り返されるようなものだったら、ちょっと耐え難いだろうな、と。

これ!私、本当にそう思います。健康診断行く度に「120歳まで生きます!」とかいわれるんですけど、なんか複雑な心境です。

私も今、人生の春夏秋冬、祭りが必要な感じでいます。なんか、大味の、なんの味付けも無いチキンを毎日食べているような気分で。

>来年の今日まで、また別のお祭りと仲良くやって暮らしていくよ、だからいってらっしゃい、またかえっておいで。そんな風に最近は思うのだ。

いいなぁ。こういう境地。いいですよ。うん。そして素敵な文章だし。
| Twiggy | 2005/01/15 4:49 AM |
>じゅじゅたま
あぁ、「三十歳をだいぶ過ぎて」では表現が軽かった、もうバリバリ後半戦だったよ・・・_| ̄|○
今36歳でしょ、3月には37歳だからしてもごもご。でも可愛い言われたからも少し頑張ってみる(・∀・)♪(何を??)調子に乗りすぎたら殴ってね♪

てか、じゅじゅたまのがズルイっっっ。
子供3人居るくせに綺麗すぎっっっ。(TeT)


>Twiggyさーん
120歳!・・・お互い気が遠くなりますね、あぁ(笑)
そうそう、「大味のチキン食べてる気分」て感じ、わかります、ナイス表現!

なんかこう、暇とか退屈とかとは違うんですよね、そういうのって。忙しければいいわけでもなくて、『なんだか忙しい』みたいな毎日が淡々とルーティンで続くとか、そういうのも耐え難いものだったりする。

やっぱり、何かしら日々に『山折』『谷折』をつけるってことを、意識して『祭り』として取り入れて日々を転がしていくのは、昔からの人々の生活の知恵なんでしょうねぇ。って考えると、今も昔も人生とか生活ってのは変わりないものなのかも。

私、そういうのあんまり意識せずに過ごした時期もあったんですけど、最近はなんかあらためて『意識』するようになりました。そういうのが必要な年代なのかなと思ったり。
| dear | 2005/01/17 1:37 PM |
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