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欲望の翼
欲望の翼 (JUGEMレビュー »)

熱帯のジャングルを俯瞰するあの緑色の風景は、飛び続ける『脚のない鳥』の視線のようだ。じわりと汗をかいた男女が、サッカー競技場の売店で『1分間の友人』になる、それは『永遠に続く1分』の始まりだった・・・。

私がレスリー・チャンに激しく恋をするきっかけになった1本。ここから香港映画にのめりこみ、今もレスリーと香港に恋をし続けている。あなたにも、『あの1分』の魔法を、是非。
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Do you want to bet? そのいち
記憶には、幾つもの標識が立てられているものだ。
あの頃、誰とどこに居た、何をしていた、etc etc・・・。
恋をして、パートナーとの間にいつ何があったかなどの記憶であれば、特に。


先日の彼とのお喋りの中で、どちらが正確に記憶を保持しているかという話題で、賭けをすることになった。
始まりは彼の、
「僕には記憶を蘇らせるための写真もビデオも必要ない。きみのことなら全て、頭のてっぺんから足のつま先まで、きみのハートのあたたかさも、いつだって思い起こせる。とりわけきみとのキスは忘れられない」
という言葉だった。


では、私達の初めてのキスは、いつどこでだったか憶えているか、と笑いながら訊ねると、もちろん、と彼が言う。


「じゃあ、いつ?どこで?」
「昨日。夢の中で」
「・・・f**k you・・・」
「間違ってる???僕は2004年度のファーストキスについて言ったんだけど」
「大間違いっ!(怒)本当は憶えてないんでしょっ!」
「憶えてるよ」
「絶対憶えてないっ!」
「じゃあ、賭けようか?もし僕が勝ったら、今夜きみはシンガポールに飛んでくるんだよ。いいね?」
「よし、賭けようっ!」
「本当に賭けるね?」
「いいわよ、さあこいっ!」
「OK。ニューイヤーイヴだった。さ、今夜シンガポールで会おう」


ニューイヤーイヴは合っている。しかし、だ。何年度のニューイヤーイヴかと私はたたみ掛けた。このままではシンガポールに飛ばなくてはならない。


「2001年だ」
「あなたの負けっ!」
「ノーノーノー、僕の勝ちだよ、詐欺は良くない」
「2002年の1月1日でしょ!2001年の段階ではあなたはまだ私に会ってないもの!」
「ノーノー・・・僕はきみにニューイヤーイヴのパーティーで出逢ったんだから」
「ニューイヤーイヴのパーティーで出逢ったのは合ってる。でもね、2001年の12月31日の段階では、まだ私は2階席に居たの。で、カウントダウンが始まって、12時を過ぎてから、階下のフロアに降りて行ったの。だから私達がお互いの存在を知ったのは2002年の1月1日!」
「とにかく僕は賭けに勝ったよ、ニューイヤーイヴなんだから。さ、今すぐシンガポールに飛んでおいで」
「ノー、あなたの負け!」
「ノー、僕の勝ちだ!」


泥仕合である。(笑)
あまりに白熱して、私は January(1月)と June(6月)を言い間違えたりして、「ハロー???頼むから起きてくれよ、1月なの6月なの???」と彼にツッコまれてしまった。・・・頭文字が「J」だからつい・・・。いかに普段、勘だけで喋っているかが露呈してしまった。


ちょっと補足説明。
2001年〜2002年の年末年始、私は家族旅行でシンガポールを訪れていて、ラッフルズというホテルに泊まっていた。このホテルは年越しの時間、ロビーを改装してニューイヤーイヴパーティーを催している。宿泊客は無料でそのパーティーに参加できるのだが、カウントダウンまでは2階席で軽食やお菓子や飲み物をつまみながら、パーティーの様子を見下ろすしか出来ない。階下のパーティーフロアには参加出来ないのだ。


しかしカウントダウンが過ぎて、1月1日を迎えた後は、宿泊客もそこに降りていくことが許可される。で、当時ラッフルズホテルのマネージャーだった彼とパーティーフロアで出逢ったのが、始まりなのだった。


さて、1月と6月を言い間違える私の揚げ足を取って彼は、僕の方が正確だ、6月ではなくニューイヤーイヴだ、と言い募り、賭けの勝ちを主張した。「違ーーう!ちょっと言い間違えただけなのっ、2002年1月1日!あなたの負けだってば!」とぎゃーぎゃーわめく私に、彼はとうとう、とんでもなく強引な説明をし始めた。


「ノー・・・あのね、僕は2001年12月31日には既にきみに恋してたんだ。・・・で、12月31日にはきみにキスしたも同然だったってわけ。全ての準備はもう12月31日に出来上がってたんだ。あとはきみに出逢うだけだった」


吹き出してしまった。もういいわ、それ面白いから、とげらげら笑って、この賭けは引き分けに。


(続く)
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